カミング30(かみんぐさんまる)
こんにちわ、倉敷市堀南くわき矯正歯科クリニックの桑木です。
先日倉敷市歯科医師会の公衆衛生委員会でとても興味深いことをききました。
それは厚生労働省の新たな指針として「かみんぐ30」というものです。
『カミング30』とは・・・
食事の際に、1口30回以上かむことを目標とする標語です。
小児から高齢者まで、健康を維持するにはよくかんで食べることが重要だということです。
『カミング30』の利点として挙げられていること・・・
乳幼児期 : 20~30回かむことで安全に飲み込める
生え変わりの時に歯の発達が促される
成人期 : よくかむことで早食い、食べすぎの防止
食欲抑制ホルモンが分泌され薄味、少量でも満足感が得られる
=肥満予防
高齢期 : ものをかむ機能維持
もちなどをつまらせる窒息事故の防止
さて、今まであまり考えていなかったですが良くかむ事はよいことなのだと再認識しました。
ひょっとしたら今まで患者さんにもそんなに関係ない・・・などと言ってたかもしれません・・・申し訳ありません。
実は乳歯列期から大人の歯が生えるまでに必要なスペースというのはよく噛む事で得られる・・・らしいですよ。
最近はやわらかい食べ物が多くてすぐ飲み込んでしまう事が多いようです。
だから最近の子は顎が細くてガタガタになり易いんでしょうかね~
私はというと、この中の「肥満予防」の言葉を見つけて、「よし、30回噛んで食事しよう!」
と最近は常に実践しています。
しかし実際に30回噛むとなると結構難しいんですね。
黙々と頭の中で「1,2,3,4,5、・・・・」と数えていると自然と無口になります。
妻にも「しゃべんないね・・・」とか「恐い・・・」とか言われる始末です(^_^.)
みなさんも家族の団欒を楽しみながらよーくかんで食事してくださいね。
では今日はこのへんで。