道
くわき矯正歯科の桑木です。
真備水害で水が引いた当日、交通規制がかかる前、早朝に向かった訳ですがアスファルトがめくれて車は通れない状態でした。
家に到着しペットが無事なのを確認してから、私は家を出て、もと来た道へ道路の瓦礫をどかしながら戻りました。
この日家にたどり着くのにどの道が通れるのか情報がなく、ツイッターやフェイスブックなどで情報収拾しました。
おそらく他の真備町民も同じだったと思います。同級生もどの道が安全なのかわからない状況の様子でした。
この道を直さなければ。
高速、倉敷から真備へ一番の近道が通れなければ復興の障害となる。
そう考えた私は、瓦礫や段差を埋めるのに役立つものを集めながら戻りました。
土手が決壊し、水勢のためアスファルトが剥がれ50センチほどの段差を石やアスファルトのかけらを敷き詰め土で固める。
ただそれだけなんですが普段歯科材料より重いものを持たない私からすればかなりの重労働。
途中で投げ出したくなる訳です。誰かやるだろう。私がやらなくても。
ですが、朝8時過ぎると、救急車や消防の方、一般の方など通って行く訳です。
素人ですから、おっかなびっくり直してる訳ですからガタガタです。
車には、三重県消防 とか 奈良県 とか書いてある訳です。
で、その方たちは一様に「ご苦労様です」「お体に気をつけてください」といってくださる訳です。
遠くからありがとうございます。
さて数日はそのまま素人修復のままでしたが、
ある日1、2時間通行止めになっていてすぐアスファルトで修復されていました。
今はどこを私が直したかわからないくらいです。
プロは凄い。